前回で「次回は購入とインストールをご紹介、、、」と言いましたが、その前にもう少しだけ Avastar で何ができるのかを Gaia さんの Web ページやビデオでご紹介しますね。
キャラクターを作る (Create a character)
http://blog.machinimatrix.org/avastar/reference/create-a-character/
上のリンクの Web ページにて説明していますが、Avastar を使ってキャラクターを作成することができる、、、って書いてます。ですが、、、紹介していることは Shape スライダーを使ってアバターを変更して、そのメッシュを Collada 出力してアップロードする、ということなので、これで「自由にキャラクター(アバター)が作れる」と思ってはいけません。セカンドライフでのアバターの容姿変更・シェイプスライダーでできることと同じ変更しかしていません。
ただし、Rigged Mesh と呼ばれる「リギング」された、初めての人型 Mesh を簡単に作る(セカンドライフにエクスポート/アップロードする)ことができます。Mesh だけ作成しても「お人形」でしかありません。その Mesh にセカンドライフのボーン(またはスケルトン、アーマチャー)情報を関連付ける(スキニング)必要があります。すでに Avastar が提供している人型 Mesh はスキニングされており、この作業がこのビデオの過程では必要ありません。(いいのか、悪いのかは別として)
このビデオではどちらかといえば独自のキャラクターを作る、というよりは、基本的な Avastar の作業の流れを紹介していると考えてたほうがいいでしょう。
服飾を作成する場合は、このセカンドライフのアバターをベースに作りますから、スタンダードサイズの数値を使ってベースモデルの体型を Blender 内で変える必要が出てきます。その意味で、Avastar が提供するデフォルトのアバターシェイプおよびスライダーを使った変更方法は有効だと思います。
装着品を作る(Create an attachment)
http://blog.machinimatrix.org/avastar/reference/create-an-attachment/
このあたりから Avastar の知識よりも Blender の使い方のほうが重要になってきます。Blender 操作方法にあまり詳しくないとなかなか理解できないと思いますが、Avastar で何ができるかを理解しやすいようにご紹介しますね。
上のリンクの Web ページではメッシュとボーンの関係を説明していますが、Avastar を使うことで何が便利かと言えば、すでにウェイト付けされた Mesh アバターからウェイト情報のコピーが可能、ということです。
通常、Blender でのリギング作業は、Armature(ボーン)を関連付けたときに自動でウェイト付けするか、関連付けてからウェイトペイントツールでウェイト情報を追加していきます。この作業は非常に時間がかかり、訓練が必要な作業になりますが、Avastar が提供しているセカンドライフ用のシェイプ(もしくはスカートオブジェクト)からウェイトのコピーすることで、この作業の短縮が可能です。ビデオでも紹介されていますが、実際はコピーしておしまい、ではなく、ウェイト塗りの微調整が必要になりますが、ゼロからやることを考えると効率的です。
以下のビデオでは Mesh シリンダーから「シンプルドレス」を例にして Avastar のウェイトコピーの方法を紹介しています。
ビデオではテクスチャを貼り付けたシェイプを使っていますが、テクスチャなしの灰色モデルを [Add] – [Avastar] で追加してもだいじょうぶです。
シリンダーの追加や編集などは Blender の操作そのものです。(実はこの Blender の操作を覚えるのがとても大変なんですよね)シュリンクラップ モディファイアでシリンダーを体に合わせる操作も Blender での機能・操作になります。その際、下半身の両足の隙間部分がうまくシュリンクされないため、Avastar のスカートメッシュを非表示のままターゲットに設定してます。(3:50くらい)
ドレスの横のラインを増やす Edge Loop なども Blender の編集機能ですが、その際にツールシェルフの Mesh Info でセカンドライフでの「コスト」が確認できる、と紹介しています。この Mesh Info は Avastar の機能になります。(4:50くらい)
7:09 あたりでは、シュリンクラップ モディファイアで大きさが決まっているスカートのオブジェクトを、ベースとなる Avastar のスカート オブジェクトの Shape スライダーを使って変形しています。このスライダーは Avastar の機能ですね。
ちょっとだけドレスを大きくするのはシュリンクラップ モディファイアのオフセット機能です。これは Blender のシュリンクラップ モディファイアの機能ですね。
不定期ですが、次回ももうちょっと Avastar の機能をすでに公開されている Video や Web ページから紹介できればと思っています。
ご参考になればうれしいかぎりです~
2014年3月4日火曜日
Avastar を使ってみる(2)
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