ところで、最初のほうの Normal と Depth Map のフォトのところで「2枚を取り込んで、Focus Blur でぼかしをかける」って簡単に書いちゃいましたが、不思議じゃありません?
私は不思議でした。なーんで 黒のグラデーションみたいな画像と、通常撮影した画像をつかうと上のような「ぼかし」ができるのか。。。
GIMP2 での Focus Blur をつかったぼかし操作の前に、この「どうして??」と思って調べた内容を・・・ もちろん、このエリア、私ははじめてで理解するまで四苦八苦しましたので「その道のプロ」ではございません。が、たぶんその道のプロだろうブログや関連記事を紹介しますので、そちらをぜひごらんいただき、理解してもらえればと思います。 そもそも Depth of Field って何?
日本語にすると「被写界深度」みたいです。写真の世界ではもう当然の言葉だそうで、被写界深度が深い(奥も手前もくっきりはっきり)とか、浅い(焦点があっている範囲がせまく、ぼけている部分が多い)とか、そういう使いかたをするそうです。 wikipedia によると、この被写界深度は「焦点距離」と「絞り」、そして「許容錯乱円」の大きさで決まるそうです。
あ~、たしかに絞りと「ぼかし」って関連あるような、、、
でも、、、これと「白黒」のフォトとどう関係するの??
どうも、Depth of Field という言葉より Depth Map や Z値(Z Depth)画像 という呼び名のほうが、あの白黒のフォトをさすには正しいような気がします。
これは 3DCG をやっている方々にはほぼ常識的なお話しのようで、、、
3DCG の観点から被写界深度や GIMP の Focus Blur について書かれているブログの記事。すばらしいw Z値を用いた被写界深度~GIMP編~ 銀狐のつぶやき 被写界深度について LOVELY&HOLY blog
なるほどね~
白黒の画像で奥行きを表現して、Focus Blur のピントをどこに(どの距離に)するか決めるのですね。
別にあの白黒の画像がレイヤーで重なって、合成されて、、、というわけじゃない、ということらしいです。
ですから、SL Viewer の Snapshot で Depth of Field で画像をとったとき、あまりに黒い部分しかない場合は、レベル補正(この言葉とやり方は知っていたw)をして、黒に濃淡をつけるようにしたほうが「焦点ぼかし」の効果がでやすい、ということです。
と、、、長くなったので、GIMP2 での実際の操作は、、、続く、、で。
でも、こんなことでもなかったら、被写界深度とか、、、ずっと知らなかったのかも。感謝、感謝w
Focus Blur のソースではなく、Windows 用のバイナリは以下のページからダウンロードできます。(日本語版プラグインで「焦点ぼかし」と表示されます) Focus Blur Binaries for Microsoft Windows (in GIMP Plugin Registry)
このページの [focus-blur-3.2.3.zip] をクリックしてダウンロードします。