2016年11月16日水曜日

MMD/MME と シェーダー (最近 Ray-MMD 動画が多いので)

ray-cast/ray-MMD (以下、Ray-MMD) を使用した動画を最近目にすることが多くなったので勘違いしそうですが、Ray-MMD Shader が出る前から、いわゆる「フィギアっぽい効果」を演出するシェーダーやエフェクトは、多くの先人の方々によって作成されました。

NAVERまとめ 【MMD】リアルな質感にする方法【エフェクト+α】
https://matome.naver.jp/odai/2144178376466479001

上のNAVERまとめに入っていなかったので・・・ 今試すならコチラですね!
N3+CShader by ぐるみぃさん
http://seiga.nicovideo.jp/seiga/im6007090
https://bowlroll.net/file/113624

私がはじめて「なにこれ?」と興味を持ったのは、納豆カレー様のハーフランバートシェーダーやNCHLシェーダーでした。MME(MikuMikuEffect)が発表され、MMEに対応したエフェクトやシェーダーと呼ばれる拡張機能が 2010年後半以降に数多く公開され、さまざまな表現が可能になりました。

以下のGUMIさんの画像は 2011年に MMD/MME でハーフランバートシェーダーに含まれていた Cook-Torrance シェーダーを使ったものです。

Mamama Style GUMI with Cook-Torrance Shader
Oct. 23 2011 - 3Xma Gumi with Cook-Torrance shader by MMD/MME - setting and photo by me;)
このような「フィギア的な」表現、憧れるでしょ?(好みによりますけど)
でも、これ、シェーダーを適用すれば、すぐにできるような、そんなに簡単なものじゃないんです。というか、興味を持って調べていくと、次から次へと覚えなきゃいけないことが、というか、知らなかったことが明らかになっていくんです><

光源、材質、反射、影、スフィア、ノーマルマップ、法線、被写界深度・・・

そもそも MMD(MikuMikuDance)は、樋口Mさんが Blender を使って 3DCG の動画を作ろうとして、あまりにその過程・設定が難しいので、簡単にミクさんの3Dモデルを動かして動画を撮影するために作ったものです。そのため、3DCGとして、かなり多くの設定や項目が良い意味で「隠ぺい」されています。

結果、それほど 3DCG の前提知識がなくても MMD 動画を作ることができました。そこをスタート地点として、だんだん細かい設定ができるように MME で拡張され、複雑な表現が可能になってきた(=覚えることが多くなる)、と言えるでしょうね。

ただ、このフィギア的表現を追いかけると、どうしても MMD/MME ではないツールを使いたくなるんです。そうですよね、MMD は、そもそもが、より簡単に、シンプルに、3DCG動画を作る目的なんですから。この2年くらいは Unreal EngineCryEngine を使った、改変MMDモデルやモーションを流用した動画が作られています。(素材は大事、これ重要。)

CryEngine by Luna さん


Unreal Engine 4


そこに、MMD/MMEのシェーダー設定 Ray-MMD を使った動画が多く公開されるようになってきました。


ちなみに・・・
GitHubを見ると、2016年8月16日から公開されているようです。公開している方の Git の登録名が ray-cast さん。 Git のアクティビティを見ると CryEngine のソースコードも触られているようです。

時間ができたら、Ray-MMD を使って、久しぶりに MMD 動画をつくってみたい、と思いました~。

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