Second Life で外人の方とのコミュニケーションは珍しくありませんよね。
ダンスクラブに来られた外人の方にダンスの開始方法を教えるのも、、、まぁ、英語ならなんとかチャットで教えてあげていました。
サーバー 1.24 でいくつかの新しい関数が追加されていますが、llGetAgentLanguage という関数は、その Avatar の Agent が使っているビューワーの言語のバージョンを取得する関数です。これを使うと、スクリプトのメモリが許せば、日本語、英語、がんばれば他の外国語のメッセージをスクリプト内に保存しておいて、Agent が利用しているビューワーの言語情報によって切り替えることが可能ですね。
MLDU(ダンス玉) でいうと DDManager みたいなダイアログの操作でストリング(文字列)とリストを多用していると、メモリの問題から1つのスクリプト内で処理するのはつらいのですが、個々のアバターのパーミッションを管理して、ダンスの開始、停止を行うスクリプトなどは、複数の言語メッセージを保管しておいて、llGetAgentLanguage の情報からメッセージを切り替えることが可能になりますね。
こんな感じです。
string msg1 = "こんにちは!";
string msg1e = "Hello!!";
if (llGetAgentLanguage(id)=="ja"){
llInstantMessage(id, msg1);
} else llInstantMessage(id, msg1e);
日本語以外だったら英語、という単純なものですが、ダンスの停止方法などをビューワーの言語設定にあわせて切り替えて表示させるには重宝しますね。
あたりまえですが、引数にはアバターの Key が必要です。ですから、Detected 系の関数をつかってあらかじめ対象となるアバターの Key を取得して llGetAgentLanguage に渡すことになりますね。戻り値は ja や en-us といった文字列になります。
list を使って利用する方法もありますね。
list msgList01 = ["ja","こんにちは!!","en-us","Hello!!","fr","Salut!!!"];
default
{
state_entry()
{
llSay(0, "Hello, Avatar!");
}
touch_start(integer total_number)
{
integer i = 0;
for(; i<total_number; ++i) {
string lang = llGetAgentLanguage(llDetectedKey(i));
integer x = llListFindList(msgList01,[lang]);
if(x==-1) x=2; //言語対応してない場合のデフォルトを指定します。
llInstantMessage(llDetectedKey(i), llList2String(msgList01,x+1));
}
}
}
ちょっとしたメッセージだと、この方が list に言語と対応するメッセージを追加するだけでよく、 if 文を変更せずに済むので楽なのかもしれませんね。
ちょっとした小ネタでした~。
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