Adsense

2014年12月9日火曜日

わたしのセカンドライフの楽しみ方


この投稿は セカンドライフ 非技術系 Advent Calender 12月9日向けの投稿です。
今年のお題は「セカンドライフの魅力を語れ」だそうです。

サブカルのるつぼ

感覚的に私にとってのセカンドライフは「デジタル コミケ」なんです。
クリエーターとユーザーがごちゃまぜになって、作ったものを提供したり、買いに走り回ったり(会場内では走らないでくださーい)、コスプレ楽しんでる感じ。

思えば、2007年2月からセカンドライフやってます。まだ、日本語入力や表示が不自由な頃で、日本のメディアも、広告代理店もそれほど取り上げていなかったころ。そこからのセカンドライフ内での興味の移り変わりは、まぁ、、、節操がないというか(笑

・ ショッピング(とくに Skin、服飾、Hair)
・ プリムいぢり(早々に挫折 -> 玉しか作れないから珠姫と呼ばれる)
・ ソーシャル アクティビティ(要は、クラブの常連。ASUKAとか雷神とか)
・ ダンス(踊らされるだけ。でも楽しい)
・ イベント用の LSL スクリプト作成
ダンスコントロールスクリプト作成 (MLDU)
フォトグラフ(SLでフォトを撮ってはレタッチだの、被写界深度でボケの実装、WindLight設定など)
・ インワでの YouTube 視聴スクリプト作って、みんなで鑑賞会
・ 動画作成(動画編集ソフトなんて、これではじめて触ったわ。YouTubeへの投稿も。)
・ DJソフト、音楽配信(ほにゃららキャストとか、MIXXX とかトラクター(農作業じゃない)とか)
Poser(買ったけど、使いこなせるところまでいかず)
QAvimator(これはポーズ作成でよく使いました)
・ MikuMikuDance(直接セカンドライフとは関係ないけど、よくインワでお友達と Video みてた)
・ 見るだけじゃなくて MMD で動画も作り始める
・ ニコニコの動画で東方系にはまる、曲も聴くようになる。(算数教室Bad Apple のせい)
・ アニメなんか見てなかったのに「まどまぎ」とか「マクロスF」とか、新旧織り交ぜてみるようになった。。。(昔のものは YouTube で拾ってみてるので若干ストーリーがあやしい)
・ ボカロPの MitchieM の曲に衝撃が走る。なにこれすごい。
MikuMikuDance モーションをインポート(モーションファイルフォーマットを覚えました)
・ ダンスマスター目指している人に MLDU の講習会(G+ソーシャル活用系)
Blender で Mesh いぢり(MikuMikuDance モデルのおかげ)
・ Blenderで MMD モデルをインワにエクスポート(単なる、動かないお人形レベル)
・ ちょっと「艦これ」もおもしろいんじゃない?
・ Blender で MMD モデルを Rigged Mesh にしてアバター化(スクリプトの知識が花開く)

あらためて振り返ると、どの要素もいわゆる「サブカルチャー」なんですよね。そこに IT/デジタル技術的な要素が入ってくるのですが、基本はサブカル。なので「儲かりません」。ここが昔の悲劇の、ボタンの掛け違いなんですけどね。

だって、ミクになれるんだもん

たぶん、サンフランシスコのリンデンはわかってないかもしれないと思うのですが、Rigged Mesh サポートをした時点で、その手の 3DCG コンテンツがある日本(のユーザー、クリエータ)にとっては、本当にすごい変革?進化だったと思うんです。3DCGデータが無料で、すごいクオリティのものが手に入るのは「日本だけ」なんですよ。ええ、MikuMikuDance 関連ですけど。でも、この事実は本当に異色で世界中から「日本おかしいよ」と言われています。

また、MikuMikuDance の有志が MikuMikuOnline を作ってます。たぶん、セカンドライフと技術的に同じ課題を持ちながら進化していきそうだと思うのですが、セカンドライフでもそこそこやれるのよ、って、ご存じない人が多いのかもしれません。もちろん、MMDのデータをそのまま使おうとする MMO のコンセプトと、Collada 形式に変換しなきゃいけない手間がかかるセカンドライフの Rigged Mesh サポートとは方向性が違うので仕方ありませんが、「一人で楽しんで、動画で他の人と共有」する MikuMikuDance が「複数人同時参加でリアルタイムに経験共有」のセカンドライフのような形になるには、インフラとしての仕組み(マーケットプレースや、コピー、譲渡などの権限設定、SIM管理など)が必要で、Linden は時間をかけてそこを整備してきた、と言えるでしょう。


気を付けたいのは、セカンドライフで MMD のデータをお借りするにしても、クリエーターさんが善意で、無償で公開しているわけです。もちろん、モデルの(再)利用規約があります。版権を持っている会社(クリプトンなど)の規定や、クリエーターさんの意思を尊重することが、このようなサブカルの世界では大切だと感じています。

そして、一般に言われるバタくさい、北米ミクさんみたいなアバターじゃなくて(北米さん、ごめんなさい。でもインワで似たようなアバターよくいるんですよ、、)、Kawaii アバターを Rigged Mesh の世界は提供してくれるわけです。GUMI ちゃんもまさにそれでした。


Rigged Mesh によるアバターは「着ぐるみ」のようなものですが、気分的には完全にコスプレです。
Mesh サポートはフルメッシュ アバターだけじゃなくて、衣装製作に対しても柔軟性を提供してくれたので、マクロスFのシェリルになりたい人も絶賛増殖中ですよね。(私含む)

衣装:YB TOPSTAR

つまり、サブカルだから人を選ぶ

だって、サブカルなんだもん(笑
セカンドライフそのものがコンテンツではなくて、どこかにコンテンツが存在して、その派生コンテンツを共有するための「場」だと思うのです。(だから、コミケ。もちろんオリジナル コンテンツでもいいのよ、的なものですが。)

そして、そのコンテンツが「サブカルチャー」のようなものであれば、派生コンテンツや場合によっては権利侵害の要素を含んでいるコンテンツも「黙認」される。ただ、そのコンテンツがメジャーになったら当局の規制だったり、権利者からの削除要請が入る、という図式だと感じています。

そして、それ故に「万人のためのものではない」かもしれません。

ただ、初音ミクやボカロのコンテンツはセカンドライフとの親和性が高いと思います。派生コンテンツに対する権利関係の整備にいち早く対応していますし、音楽、Mesh モデル、モーションデータといった「デジタル コンテンツ」であるため利用・再利用・派生をつくりやすいと言えます。ボカロからセカンドライフに興味を持たれる方も増えてくるかもしれません。ミクちゃんのコスプレして、クラブにいって DJ さんによるボカロ REMIX 聴きながら、ダンスを踊る、他の人とチャットする、という楽しみ方です。セカンドライフは手段であって、興味はボカロが中心。それでいいと思います。

今後、このような「派生コンテンツの拡散」を前提としたコンテンツが出てくれば、セカンドライフでの利用コンテンツとなって、コンテンツを共有して同じ趣味の人と交流ができるデジタルでソーシャルな場になる可能性をセカンドライフはまだ持っていると思っています。そこが魅力だと思っています。